本日4月3日、公開初日を迎えた映画『半分の月がのぼる空』の初日舞台あいさつが、東京・渋谷の”シネセゾン渋谷”で行われた. 本日の舞台あいさつに出席したのは、裕一役の池松壮亮さん、里香役の忽那汐里(くつな しおり)さん、夏目役の大泉洋さん、監督の深川栄洋さん、原作者の橋本紡先生の5名. 劇場に訪れてくれたファンたちにあいさつしながら、ついに封切りを迎えた本作のことを感慨深そうに語っていた. 場内に5人が現れるや、割れんばかりの拍手でお出迎え. 主演の池松さんは、試写会の時よりも落ち着いた様子で、「今日は、他に封切りの映画もあるのにこちらを見に来てくれてありがとうございます」と笑顔であいさつをしていた. 続いて忽那さんがマイクを口元に当てると、場内からは「汐里ちゃーん! 」という声援が. 忽那さんは少し恥ずかしそうにしながらも「公開初日を迎えることができて幸せな気持ちでいっぱいです」と、こちらも笑顔であいさつ. さらに大泉さんがあいさつしようとすると、今度は場内から「洋ちゃーん カワイイ! 」と野太い声援が. 「ありがとうござます(笑). カワイさだけは汐里ちゃんに負けたくない! という気持ちでやっております」と言い、観客を笑わせていた. 客席からの笑い声を聞いたところで、大泉さんのエンジンも回転をアップ. 「映画ってのはね、あまり期待をあおらないほうがいいんです. 皆さんにね、アホみたいな顔をして見てもらったほうがいいんです!!(会場笑) だけど皆さんも今でこそ鼻ほじってますけどねぇ(会場笑)、そんなことしてらんないですよぉ. すてきな映画なんです」と大泉節をたっぷりときかせたコメントをお見舞いしていた. 原作者である橋本先生もあいさつ. かつてビデオ屋に勤めていた時に、毎日5本くらい日本映画を見ていたと話す橋本先生は、「この日を迎えられたことを、本当にうれしく思います. ありがとうございました! 」と観客におじぎをしていた. 最後は深川監督が「この日のためにスタッフ、キャストは力をあわせて作りました. この作品が皆さんの人生の中で特別な1本になることを願っています. 今日は本当にありがとうございました」と、映画の制作に携わったすべての人を代表して感謝の意を表していた. あいさつに続いて、出演者たちに映画について話を聞いていくことに. 司会者から「どんな撮影現場でしたか? 」と質問された池松さんは、「今から映画を見ていただければわかるんですが、伊勢は、どこか懐かしい香りのする優しいところでしたね. 何気ない風景でさえ、映画に力を貸してくれたように思います. 伊勢で映画を撮ることができて、本当によかったと思います」と、ロケを行った伊勢への思いを話してくれた. また、映画で白無垢姿を披露したことについて質問された忽那さんは「あまりの重さにビックリしました. それでも一番軽いモノを用意していただいたらしいんですけど」と感想を述べていた. 続けて司会者が「池松さんとのシーンはどうでしたか? 身体が触れあうようなシーンもあったみたいですけど? 」と聞くと、これには忽那さんではなく大泉さんが大反応! 驚いた表情で池松さんを見た後、橋本先生に向かって「アンタなんて小説を書いてるんだ!!」と詰め寄っていた. 驚く大泉さんに、橋本先生が落ち着いた様子で「原作は結構ふらちな小説です(笑)」と返すと、ガックリとした様子の大泉さんは「そんなシーン、俺には1つもなかった… 」とポツリ. あまりにしょんぼりとした様子の大泉さんの姿に、再び会場からは大きな笑いが. 大泉さんには「映画のテーマでもある”ずっと”についてどう思いますか? 」との質問が. 一瞬苦い顔を見せた大泉さんは「… 明らかに僕だけ難しい質問がきてますね. “ずっと”についてお話を、となりますとですね、舞台あいさつ職人と言われた僕もさすがに… 」と黙り込んでしまう. しばらく黙り込んだ大泉さんは「頑張れ―!!」との声援に「あー、おう、まかしとけぃ! 」と言って顔を上げ、「これね、皆さんも考えてほしい(会場笑). ぼかぁ37歳になっちゃいましたけどね、精神年齢的には小学校高学年くらいなんです. いまだに「屁がくせぇ! 」つってゲラッゲラ笑ってますからね(会場笑). まぁ”ずっと”ね… う~ん」と時間を稼ぎつつ「と、とにかくね、愛し続けることですね」と締めくくった. しかし会場からは笑い声しか返ってこず、それを聞いた大泉さんは「ほらね、なんの重みもない(笑)」と汗びっしょりになっていた. そんな汗びっしょりの大泉さんに、ここでサプライズとしてバースデーケーキのプレゼントが! 本日4月3日は、大泉さん37歳の誕生日だったのだ. なぜか「やぁーだー! んもう、やめてぇー」とオネエ言葉でリアクションする大泉さん. そんな大泉さんの前に、本作にちなんで作られた月の形を模したケーキが置かれた. 今の心境を聞かれた大泉さんは「まさか自分が37歳になるとは… . 数年前はね、ジャングルで祝ってもらったこともあったんですけどね」と某ローカルバラエティ番組のことについて話すと、会場からはこの日一番の笑いと大きな拍手が. その時のことを大泉さんは「私がまったく行きたくもないジャングルに連れて行かれ、好きでもない大人3人から祝っていただいたこともありました」と振り返りつつ「それが37歳はこんな素敵なスタートを切ることができてよかったです. ありがとうございました」と頭を下げていた. こちらはローソクを吹き消す様子… ではなく、撮影用に吹き消すマネをしている大泉さん. せっかくなので、ここではそのうちのいくつかを掲載する. 撮影用にいくつも表情を作って見せてくれた大泉さんだったが、その様子があまりにおかしかったのか、隣に立つ池松さんと忽那さんはこらえきれずに笑ってしまっていた. そしてこちらが吹き消した瞬間. 会場ではまたもや割れんばかりの拍手の音と「おめでとう! 」の声が飛び交っていた. 最後に深川監督は、「この映画を見終わった時に、皆さんの顔が少し変わると思うんです. その変化は意味があるモノだと思いますので、ぜひお友だちや家族をお誘いいただき、2度3度とぜひご覧いただきたいです. 今日はありがとうございました! 」と舞台あいさつを締めくくった.